またまた マーラーの音楽
3月26日 火曜日 晴れ。
涼し。やや寒い位で終日ストーブ点火。1週間前の暑さがウソのよう。だが、暮らすにはこの位の気温がいい。気分が安定するような気がする。
2~3週間前の「ラララ クラシック」でマーラーの第7交響曲を取り上げていた。
N響を振ったのは自分の知らない外人指揮者。この第7番は、専門家にも、マーラーがどうしてこんな曲を作ったのかよくわからない、という人がいる(柴田南雄氏など)くらいの曲で、楽器もテノールホルンとか、ギター、マンドリン、カウベルなどにぎやかで、映像を見るとベートーベンやブラームスなどの「古典的」なオーケストラと雰囲気が違うのがよくわかる。特に終楽章はおもちゃ箱をひっくりかえしたようなガチャガチャした統一感のない音楽で、ナマで聴いたら、あまり例のない動物的な迫力を感じることが出来るかも知れない。長大な曲なので全曲の放映は出来なかったが、マーラーの音楽は好きなところだけブツ切りに聴いてもいいのではないか と思うようになった。じゃ、どこを聴いたらいいのか意見を言えるためには、マーラーの11曲の交響曲を十分に聞き込まなくてはならない。でもマーラーには、シロートなりに自分だけのマーラー像を作ってみたくなる魅力がある。「ラララ」で刺激されてスコアをひろげたり妙なことをやり始め出した。今日は「大地の歌」 バーンシュタイン指揮 ウイーンフィルを聴いた。素晴らしくいい曲だ。困ってしまう。