もう40日前になるが、明日香、吉野、をまわって奈良に入ったところ、その日は興福寺で「薪御能」が開催されるいる日だった。全く用意してなかったので、見所に入ることは出来なかったが、又とない機会なので、裏口から少し覗いて見た。

 今薪能は全国で行われているが、その源流となるのは平安時代興福寺西金堂の修二会の前行事として奉納された薪猿楽がその始まりとされていて、「薪御能」はその伝統を伝える歴史の重みのある行事。 また、金春流は現在の能楽五流の中でも興福寺とのつながりが強く、奈良の能は「金春」が中心になっている。

だから、薪御能の番組も2日とも(5月18日、19日)金春流の能で始まっている。

  

  興福寺境内の石碑



能「春日竜神」の出番を待つアイ(普通能楽堂では見られない。役者のサービスか)



 
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