マーラーとブラームス

 日曜日  曇り

 やや寒し。昨日は終日快晴で足腰のトレーニングもかねて、街まで歩いて来たが、今日の天候ではダメ!おかげで?マーラーの第7交響曲という難物を聴くことが出来た。ショルテイーの振ったシカゴ交響楽団の演奏。1971年録音のLP.音も明快、演奏もよく、今まで何度聴いてもよくわからなかったが、今日聴いた印象では、また聴きたくなるような余韻が残った。複雑な楽器構成で、目がチカチカするようなスコアも何とか追えるようになった。マーラーの音楽には「馴れ」が必要なのかも知れない。

 夜はN響アワーブラームス 第1交響曲。指揮 ネビル マリナー。マリナーは85歳くらいになると思うが、全く老いぼれていない。この曲にはまりきっている指揮の姿には、惚れ惚れするものがある。何度聴いても名曲です。ブラームスの交響曲のつぎの時代の交響曲はマーラーの曲だと思うが、もう全く性格の違う交響曲になっている。ブラームスの交響曲は最後の「古典」交響曲だ。だから安心して聴くことが出来るのだ。マーラーを聴くには「覚悟」がいる。熱い温泉に這入るような感じだ。