春一番 そしてバッハ
金曜日 晴れ 風強し
妙に暖かし。5月の陽気だ。午後から横浜へ出たが、コートを着ている人はなく、街も軽快な趣きだ。
風が強く 今日は春一番宣言が出た。これから花粉症の人は大変だ。
午後、横浜能楽堂で開かれる連盟の理事会に出席。いつもの如く、男性はムッツリ、女性は達者。
春の総会に、今まで出席者に出されていた記念の紅白の饅頭を、時節柄 今年から止めよう と隣りに坐っていた女性理事が提案、こんな優等生的な発言が一番感じが良くない。だが反対するのも大人げないから黙っていた。おかげで、今年からお饅頭なし。紅白饅頭は能楽連盟の文化だったのだ。
帰宅後、バッハ 「小さな前奏曲」 6曲を聴く。ピアノはグレングールド。僅か12〜3分の曲だが、明るく快活で気分転換にはもってこいの曲。バッハには気楽に聴けて しかも心にはいつまでも残って また聴きたくなる小品が時々ある。たとえば イタリヤ協奏曲とか、組曲2番とか。この前奏曲集もそうだ。この味はベートーベンにはないものだ。バッハの音楽はマタイ受難曲だけではない。