ブラームス クラリネット5重奏曲ほか

月曜日  晴れ

昨日は20年位前の正月にNHKが放映した能「鉢木」のビデオを観たおかげで、夜は雪となった。予報では、朝まで降り続いて5cm位の積雪になるとおどかしていたが、朝起きたら全く雪なし。カメラで記録を残しておこうとしたが、「記録」の価値なし。脚のおぼつかぬ自分が、雪で滑って怪我をしないように天の神様が気を使ってくれたのかも知れぬ。感謝すべし。気温は冷たく真冬の如し。

チュニジア、エジプトに刺激されて中東地域が民衆の力でジワジワと独裁政権打倒に動き出した。まだまだどうなるかわからないが、20年前のソ連崩壊を連想させられる。地響きのような動きになって来たのではないか?

 それにくらべ、日本発の話題を世界はどう受け止めるだろうか?恥ずかしくて、ここに書く気もしません。
 株価がなぜか 少しずつ上がって来ているだけが救いだ。

今日のクラシック

 ベートーベン  デイアベリーの主題による変奏曲 作品120
演奏時間50分をこえる33曲の変奏曲  かっては演奏不能で楽譜を眺めるだけとまで言われたベートーベン畢生の大曲。
 聴いたのはリヒテルの演奏。31番、32番、33番の変奏曲が殊にいい。

もう一つ、ブラームス最晩年の作品、クラリネット5重奏曲 心に染み入る名曲中の名曲です。誰かが老年の寂寥をひしひしと感じさせる音楽 と言ったが、そんな思い入れのある曲ではない。クラリネットの温かなふくらみのある音に、人生のゆとりを思わせるような音楽だ。第4楽章の変奏曲が絶品。
レオポルド ウラッハのクラリネット、ウイーンコンチエルトハウス4重奏団。