メータ N響の「巨人」

水曜日  雨のち晴れ。
やっと涼しくなった。気温も今日は30℃に届かなかったらしい。
3週間ぶりに整形リハビリへ。暑さで通院をさぼっていたのだ。こんなことでは足腰が良くならないのは当たり前。転倒して 第2の谷さんにならぬよう心すべし。

 12日の日曜日、N響の時間は1998年メータの振ったマーラーの第1交響曲、あのメータがN響を振ったことがあるとは知らなかった。
メータの指揮は丁寧で分り易く、動く楽譜のような指揮ぶりが魅力だ。この曲はマーラーの交響曲の中では1番親しみ易い曲だが、それでも、極彩色のモザイクで組み立てた音楽はベートーベンのそれとはまるで違う。N響は管楽器が熱演で、解説の西村朗は歴史的名演と評していたが、それ程とは思えなかった。音が明るくなかったのが気になった。
 実演を聴いたメータ、イスラエルフィルの演奏したこの曲は本当に良かったが、やはりナマの迫力だったのだろうか?