ベートーベン ピアノ協奏曲第2番        

木曜日  曇り
台風がらみで風強く、雲厚し。降るでもなし降らぬでもなし 中途半端な天気だ。おかげで脚力維持にための外出も出来ず、居眠り部屋へこもるのみ。

ベートーベン ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 OP19を聴く。この曲は何故か滅多に演奏されない。ピアノは名人のフリードリッヒ グルダ
ホルシュトシュタイン指揮のウイーンフィル。古いLP. 

このような曲はとてもわかり易く、形式もキチンと定まっているので聴いていて安心感がある。マーラーのように、うっとり聴かせていると思うと、いきなり晦渋な音楽が鳴り出して 聴いている方がついてゆけなくなるのとはまるで違う。だが、どちらがいいとは言えない。ブラームスの交響曲や協奏曲くらいまでは、妙な譬えだが、音楽がアナログ的で一つの線でスコアを追うことが出来る。だがマーラーの曲はそうはゆかない。楽器の編成が巨大で、特に5番以降の交響曲は音楽が複雑な網の目のようになっているので、追うのがひと苦労だ。
それが魅力なのだが、それにしても、モーツアルト、ベートーベン、ブラームスの御三家を聴いて口直しをしたくなるのはどうしてだろうか?