火曜日  晴れ。

気象情報では、朝から雲ひとつないピカピカの快晴のようだったが、当地は朝の中は曇り空、晴れてきたのは午後から。予報の印象とは違う気象状況だった。気象予報官とは因果な商売だ。あまりなりたくない職業だ。

第2次大戦後、3年8ケ月ぶりに再開された天気予報は、「今日は天気は変わりやすく、午後から夜にかけて時々雨が降る見込み」と放送した1945年8月22日の東京地方だけの天気予報だった。実際は雨はなく曇り勝ちだったそうだ。ところが、2〜3日後 東京地方に台風が襲来したが、この予報が出せず、関係者は自発的に気象台長に始末書を書いたという。(根本順吉著 藤原咲平伝)

 たかが「天気予報」といっても使命感が違うという感じがする。