ベートーベン ピアノソナタを聴き始める。全32曲

日曜日  雨

涼しい。半袖では寒いくらい。朝から終日雨で外出もせず、専らインドアに籠る。

何年も聴いていなかったベートーベンのピアノソナタを聴き始めた。32曲のうち今日は1番から4番まで。巨大なマーラーのあとだから、聴き慣れたこれらの曲はとても聴きやすいし、譜面も何年か前よりも分りやすくなった。32曲全部を聴くつもりだが、10日くらいかかるかな?でも楽しみだ。マーラーワーグナーには聴く前に覚悟がいるが、それがいらないのがいい。

ところで、今、ニュースでピアニストの室井摩耶子さんが今日88歳の米寿記念コンサートを開いたという報道をしていた。このひとがもうそんなに高齢なのか とびっくりするとともに、今日のプログラムにベートーベンの最後のソナタ 作品111を入れていたのにはもっとびっくりした。88歳の高齢で、この難しい曲を弾くとは!姿勢がシャンとしているし、音もいい。ニュース番組なので1部しか聴かれなかったが、是非演奏の全部を聴きたいものだ。全く女性は強いものだ。

今夜のN響の時間、今月の定期からリゲティーのバイオリン協奏曲。バイオリンは庄司沙也香さん。5楽章からなる大曲だが、典型的な現代音楽。旋律もなく、不協和音の連続でこれが音楽かと思われるほど。自分には全く評価できない。最終楽章は長いカデンツァでここはよかった。この奇怪な難曲を弾きこなした庄司さんの腕は大したもの。おかげで全部聴いてしまった。これも女性だ。