古いLPも悪くないぞ。

火曜日 晴れ。
雲は多いが概ね晴れ。朝からムリして半袖シャツで過ごす。やや薄ら寒い感じ。
巷はGWなれど当方は外出せず、神妙に古いLPレコードを出して聴く。モーツアルト 13管楽器のセレナーデ K361。演奏、指揮 オイゲン ヨッフムバイエルン放響のメンバー。
オーボエ、クラリネット、ファゴット、バセットホルン、各2本、ホルン4本、コントラファゴット1本。という楽器構成。これだけの奏者を揃えるのは大変なようで日本ではあまり聴くチャンスがない。N響が2月の定期でドイツからきたオーボエ奏者の吹き振りでこれを演奏した。先日のN響の時間に抜粋を放映していたが5月下旬に全曲の放映があるようだ。全7楽章の長大な曲で中間のメヌエットはあまり面白くないが、第6楽章の変奏曲は絶品です。各楽章を通じクラリネットがいい。モーツアルトはクラリネットが好きだったのかも知れない。そういえばクラリネット5重奏曲という素晴らしい曲を書いている。
あと、ベートーベン様のエロイカ交響曲。ワルター指揮 コロンビア交響楽団とショルテイー指揮 シカゴ交響楽団 2枚の聴き比べ。ワルターは第2楽章など良く歌わせていてうっとりさせるが、盤が古く音が悪いのがキズ。ショルテイー盤は1973年の録音だが音質はいい。歯切れのよさはさすがなものだ。
エロイカはいうまでもなくキングオブシンフォニーで、1度聴くといつまでも頭から旋律 特に第4楽章のメロデイーが離れないという魔力をもっている。数えられない位聴いているが、この魔力は衰えない。前に池晋氏が名曲とはメロデイーが口ずさめるもの と言っていたが、そうするとエロイカは名曲中の名曲ということになる。意義なし!です。