金曜日 晴れ。
午後から鎌倉 東慶寺へ。ひとつは春の気配を探ること、ひとつは52会のM氏の教示による植村宗光師の慰霊塔を確認すること。どうだったでしょうか?


東慶寺はかっては尼寺として栄え、女性がそこで3年修行を積めば夫と離縁できたといいます。そのため「縁切り寺」「駆け込み寺」の異名がありますが、今は普通の男僧寺です。



福寿草が一輪顔を出して春を告げていました。



黄梅は盛りを過ぎたくらい。



春を迎える準備かな?



熱心な異国のカメラマン。梅の花はこれからです。



植村宗光と云う人は、明治時代に一高、帝大を出て円覚寺で修禅を続け、いずれ東慶寺の2代目住職になるべき人材だったが、折からの日露戦争に出てロシアの捕虜となり、スパイとなることを命じられたのを、潔しとせず、断食して自殺し、異国の地に埋められた人だという。この「慰霊塔」はここに来るたびに横目でみていたのだが、その由縁をM氏に教えられたおかげで身近なものになった。M氏も一高、東大の出身で慰霊塔の主の後輩です。


慰霊塔の由緒書き。



慰霊塔。 本堂の入り口に建立されています。




東慶寺を出て山をひとつ隔てた隣の浄智寺へ。ここは季節には庭の花が美しく、又野生のリスが群れているところです。ただし、このリスは草花の敵。地元の人には歓迎されていません。


二階建ての鐘楼。



黄梅。 東慶寺よりキレイです。




寺の庭には雪が残り春は未だ。





庭の布袋尊




おまけ   崖のお地蔵さん。これは東慶寺です。


あと亀ケ谷を越えて鎌倉駅周辺まで脚を引き摺る。約12000歩でした。