能楽大会、と音楽祭

土曜日  晴れ。
風もなく暑し。彼岸の気候ではない。暑い夏も今日までという予報士の言を信じよう。
昼頃から杖を頼りに、ひょこひょことした足取りで横浜能楽堂へ。毎年舞台に出ている5流能楽大会を、今年は脚のおかげで始めて見所でみることになったのだ。2〜3年前から始めた各流派が同じ演目を競演する(コンクールの課題曲のようなもの)舞台が面白かった。初めて全流派を聴いたが、意外にも我々の喜多流が一番よかった。他の流派は合同の稽古をしていないのか、バラバラ。無本で謡っても声が出ていない。見所にいたおかげでいい勉強をした。来年はどうなるだろうか。また見所かな。

 浜友会の熱演。謡本にしがみついて頭が正面を向いていない。 演目は「隅田川」

  


21時から BSHIで06年ザルツブルグ音楽祭でのモーツアルトの歌劇「イドメネオを」放映。ノリントン指揮のカメラータザルツブルグザルツブルグバッハ合唱団の演奏。歌手は知らない人ばかりだった。ザルツブルグ モーツアルト劇場での上演。例によって無機質で抽象的な箱のような舞台作りで色彩は全部照明の変化による演出。冷たい感じであまり共感を覚えず。ザルツブルグ音楽祭の演出はみんなこんな雰囲気だったのだろうか?あと放映が予定されている「魔笛」と「フィガロ」の舞台はどうかな?楽しみだ。