小澤征爾

土曜日 快晴。
台風一過の快晴だが暑し。猛暑日のところもあるらしい。

 今日のNHK HiVは午後から10時間小澤征爾だらけ、NHKらしく殆んどが過去の放映番組のリメイクものだったが、放映されたことのないリハーサル風景が面白かった。05年にN響で「運命」を振った時のものだが、「運命」なんていう曲は、N響など体の中にしみついている曲だと思うが、小澤は独特のジエスチヤーと言葉を駆使して何度もやり直しをさせていた。この手抜きをしない、若々しい情熱的なところが彼の人を惹きつける魅力なのだろう。
 今夜、松本でサイトウキネンの演奏会があり、そのライヴ中継が今日の見所。曲はベルリオーズ幻想交響曲ほか。感じたのは、N響よりサイトウキネンの方が音がいいのではないか、ということだ。音色が明るくそして厚みがある。だから、幻想とか、ブラームスの1番などの迫力はすごいものだ。

 だが小澤もこの9月で72才、後継者を物色しているという。オペラも出来る指揮者と言えば大体見当がつくが、あとを継ぐのも大変だろう。