猫の羊羹

日曜日 晴れ。
今日も暑い。毎日、あつい!あつい!と書くばかりで発展なし。

 そこで暑さ凌ぎに

これは手元にある漱石「吾輩は猫である」の初版本です。時価?。残念乍ら復刻版。
でも雰囲気充分によく出来ています。ナイフでフランス装のページを切りながら読むのは格別な味わいがあります。
下にある同じ装丁の文庫本?




これは本ではありません。羊羹なのです。東北大学が創立100周年記念に「漱石の愉しみ」と名づけて最近売り出したもの。甘党だった漱石に因んで作ったもの。
表紙?を開くとこうなっています。

センスがいいですねエ。
 
これは「椿わびすけ」さんのブログを読んで知って取り寄せました。
漱石自身は東京本郷の 藤村の羊羹がお気に入りだったようですが、この文庫版は東北で有名な「白、、、」の羊羹です。漱石はこの「猫」に主人公苦沙弥先生が、1ケ月にジャムを7缶も舐める、といってカミさんから苦情を言われるシーンを書いています。漱石先生は愛すべき甘党だったようです。