500日目の日記です。

木曜日 晴れ。
 今日も猛暑。本年最高を記録するらしい。7月が涼しかったせいか・気象庁は8月も平年並み と当初の「暑い夏」の長期予報を訂正したが、これを再訂正する要がある。

 世界のピアニストについて書いた吉田秀和の本をパラパラと見ていたら、アシュケナージは並大抵の才能の持ち主ではないすばらしいピアニストだ。特に音の美しさと端麗な運びは真似の出来ないものだ というようなことが書いてあった。そしてドイツでレコード屋に入ったら すばらしいレコードが出た といってアシュケナージの演奏したベートーベンのハンマーグラヴィアを店員からすすめられ買って帰ったという。
 ところで我が家にはこのアシュケナージのハンマーグラヴィアがあるのです。

ベートーベンのこのソナタは、彼の32曲のピアノソナタの中で最も大きな作品で特に第3楽章の長大なアダージョを緊張感を切らすことなく聴くのが大変。半分は耐熱訓練の意味もあって今日はアシュケナージの演奏するこの曲を聴いた。なかなかいい。澄み切った音のまま、早いテンポで弾かれる第1楽章、適度の抑揚とうねりの入った表現で演奏される第3楽章は意外に「長さ」を感じさせない。アシュケナージは名ピアニストなのだ。
 N響指揮者として最後に棒を振ったベートーベンの第7は熱のある演奏で客席を沸かせたが、それだけのこと。シュケナージはピアニストとして帰ってきて欲しい。

 本日 多治見、熊谷で最高気温40,9℃を記録。今までは1938年に記録した山形の40、8℃だったが今日それを74年ぶりに更新した。歴史的な気温!


 このブログ日記も今日で500日。達成感などないが、さらに500日続けるとなると全く自信なし。