アサギマダラのことなど。

金曜日 晴れ。
1週間ほど出かけていたので日記の書き込みが出来なかった。留守中には、参議院選挙でのアベ自民「歴史的」大敗、アベが続投宣言をしたことによる混乱、絆創膏農水相の突然の更迭、横綱朝青龍のサッカー騒動、など、およそ「美しい国」らしからぬゴタゴタが起きていた。ついでだが8月1日の関東、甲信越梅雨明け宣言も実感より遅すぎた感あり。この政界のゴタゴタがどの方向に収斂するのかよくわからないが、着地のあり方で日本の将来が左右されるのは間違いないだろう。行方を注目しておく要あり。日本に人材が乏しくなった感がある。

 毎年今の時期に、標高1100mにある北杜市の温泉に涼を求めて来ているが、今年は特に神経痛の療養という目的が加わった。情けない話だがしょうがない。
 
 アサギマダラ

 アサギマダラは5月〜10月九州以北の高い山地に現れる。アゲハチョウのように羽ばたかずひらひらと滑空し人を恐れない。秋に南西諸島から台湾にまで移動しそこで繁殖したした2代目が翌年日本に移動してくる「渡りチョウ」である。1500kmを移動するというからたいしたものだ。国蝶の候補にもなったが、これはオオムラサキになって、北杜市オオムラサキセンターで繁殖させている。今年はオオムラサキの羽化が多いということだが、まだ見ていない。温泉に来る楽しみの一つは富士見平へ登る林道でアサギマダラの群舞が見られること。

 アサギマダラはヒヨドリ草、フジバカマなどのキク科植物の花に集まる。

  

 アサギマダラ 雄

  

 今年は何故か全く「群舞」をみることができなかった。チョウの集まるヒヨドリ草を刈り込んであったのがそのせいかも知れない。来年はどうか、ダメなら楽しみが一つ消えてしまう。

 ミズガキ山  百名山の一つ。

この岩山の厳しい山容を眺めることもここを訪れる楽しみの一つ。残念ながら登ってはいない。登山道は鎖や梯子で相当なものらしいから、山を眺めるだけで満足している。生きている証の思いがするのだ。


 富士見林道から。


  本谷川  富士見林道はこの川沿いの道を登る。7月30日豪雨の後の奔流です。

  おまけ その1  村の守り神 石ころです。

  


 おまけ  その2  帰りに寄ったひまわり畑とカメラを覗く年齢不詳のお嬢さん?


   



   


蛇足。 
  

  環境と温泉の効果で神経痛は随分よくなりました。同病の士におすすめです。