火曜日 晴れ。
やや涼し。カラッとして爽やかだ。夏もこの位で過ごせると楽なのだが。
今日から8月。この月になると毎年「戦争と平和」の問題がメデイアを賑わす。
今年は特に靖国問題昭和天皇の戦争責任問題が話題になるだろうが、それよりその頃の庶民の生活がどうであったかを具体的に知る事も大事だ。そうすれば空襲のない「平和」の有難さが、実感として理解出来るに違いない。
永井荷風は61年前の今日、「重湯をすすって身を横たえ」内田百間はこの日8時半から翌日午前3時前までの空襲警報で「連日の寝不足で立ったまま居眠りをした」と記録している。自分もまだ中学1年だったが、空腹を抱え連夜の警報下で身を潜めていた。「平和」を願う感覚は理論ではない。もっと生々しいものだ。