モーツァルト最後のオペラを聴く

月曜日 雲多し。雨降らず。
 異状に予報が当たらない。特に雨降りの予報が外れる。
 今日のニュース。
サッカーw杯イタリア優勝!
  フランスチームのジダン暴行退場。しかしMVPはそのジダン

額田防衛庁長官敵基地先制攻撃必要論を語る。武部のブブキンが
 早速に賛成論で悪乗り。
 専守防衛で自重している日本がついに「攻撃」に踏み切るのか、
 こんなことをしたら軍備競争になって国民は塗炭の苦しみを嘗める
 ことになる。アメリカがホッとするだけではないか。恐ろしい
 話だ。冗談にも為政者は「攻撃」論を口にしてはいけない。

 モーツアルトの最後のオペラ「皇帝テイトの慈悲」を観る。メスト指揮
 チューリッヒ歌劇場の公演。ひと月程前にNHKが放映したものの録画。

 このチューリッヒ歌劇場の公演はほかに「フィガロに結婚」と、
「薔薇の騎士」をみたが、どれもとてもうまい。舞台の作りなど
ウイーンの様な絢爛豪華さはないが、それなりにきちんとまとまった
統一感のある舞台だ。「皇帝テイトの慈悲」はモーツアルトの作品の
中ではあまり評判をよばなかったようだが、その音楽はモーツアルト
そのもの。明るくそして美しい。全体に聞かせどころの多い作品だが
特に第一幕のクラリネットの伴奏で歌うアルトのアリアが絶品だった。
1回観ただけでは何もまだ云えないので、次ぎはCDでスコアをチェックしてみよう。
画面がなくても聴き応えのある音楽だと思う。これも楽しみだ。