月曜日 晴れのち曇り。
 久し振りに朝は明るい日が差していたが、午後は
 雲が出る。初夏の爽やかさはどこへいったのだろう。
 朝8時15分から、NHKBSHIで園田高弘のピアノリサイタル放映。
 03年10月サントリーホールでの演奏。
 園田は04年10月に亡くなっているからその1年前のリサイタルだ。
  曲はバッハ「トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調」。
    ベートーベン「熱情」ソナタ。プロコフィエフ ソナタ7番。
  ところが何たること、プロコフィエフのソナタは第1楽章をカットし
 2,3楽章のみ。恐らく園田の最後のリサイタルという貴重な映像だ思うが、
 そんな配慮もせず、何故僅か10分足らずの楽章をカットするのだろう。
 野球か、サッカーなら延長扱いにするのだろう。余人なら知らず、戦後日本の
 音楽界をリードしてきた世界の園田ではないか。恨みごとではないが、
 園田高弘追悼番組として放映した九州交響楽団との「皇帝」も、
 全曲放映はしなかった。
 失礼きわまる といったら言い過ぎだろうか。
  NHKの文化性は地に堕ちたというべきだろう。