土曜日 朝曇り。 のち晴れ。
 早朝は雲多く、冷たい風が強くてあたかも北日本の如し。
 だが昼前には青空となり、夕方は茜の空に山のシルエットが
 くっきりときれいだった。デジカメにいれておけば
 よかったが、もうおそい。不精者は後悔ばかりしています。

 昨日の真夜中にNHK、BSー2でバッハのチェロ組曲全曲
 を放映するので、ビデオどりをしておいた。
 NHKがいい番組をみんな深夜放送に回しているのは何故なのか。
  演奏会は今年の5月に王子ホールで2日間にわたって行われたもの、
 チェロはジャンワンという人、初めてきく名前だ。中国系の人らしい。
 1番から6番まで順に演奏しており、今日は前半の3番までを聞いた。
 全く久しぶりに聞く曲だが、さすが天下の名曲、聞き出すと
 止められない。1番のメヌエット、2番のジーグ、3番のブーレ、
 明るい踊りだしたくなるような音楽だ。深刻な顔で聴く音楽では
 ない。だが聴き終わると何か精神的な充足感が残る。これが
 バッハなのだ。明日は、4番から6番まで。マーラーの第6、それと
 ヴェルデイーの「オテロ」。聴き残しが溜まってしまいました。

 夕食に「ボジョレヌーボウ」をあけて2人で乾杯のまねごと。
 若くて切れ味のよい美味い酒だった。

 ロストロポーヴィッチが、プロコフィエフのオペラ「戦争と平和」
 の指揮を公演直前で降板したという。ボリショイ劇場の演奏の質が
 低く、練習も手抜きで、必要な追加練習も劇場側が拒絶したという
 のが、その理由。ロストロポーヴィッチは厳格な芸術至上主義で
 商業性優先のボリショイ劇場と、折り合いが悪かったらしい。
  昨日の新聞が伝えていた。バレーも同じことのようだ。
  ところで
  ゲルギエフのマリンスキー劇場はどうかな?来年の新年コンサート
  です。