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土曜日 曇り のち雨。
この秋は「晴れ」の日が少ない。土曜日の雨は
4週連続だそうだ。
東京、原宿で学生時代のサークルOB会の会合
があり出席。原宿など縁のない所で、人の多さに
吃驚。田舎のジーサンにはテンポの合わぬ街だ。
会合は12人、9人は上級生。最高齢78歳で
かっての猛者連もいまや「健康」と「年齢」が
最大の関心事の如し。
自民党「憲法」改正草案発表。前文、9条、に目を
通す。誰かが批判していたが、前文の文章に香りがない。
今の前文は翻訳調だとしてけなす人もいるが、とんでもない。
声をだして読むと、これからの日本をこうしたい、という
情熱、と気迫がある。芦田均が憲法制定委員長として
国会でこれを読むとき、涙で声がつまったとその日記に
記しているが、こんどの前文は全く事務的。情熱が感じられない。
委員長が森だからこんなものか。
9条 「戦争放棄」の文字が消え、「安全保障」になった。
「戦争放棄」は戦後日本の誇りであり、ブランドだった筈だ。
あっさりと消していいものなのか。
今日の新聞に38歳の助教授が、憲法は情勢の変化でいつでも
改正出来るようにしておけばいい、と寄稿していた。
改正案も改正の発議を、国会議員の3分の2から過半数に
変えられいる。改正のハードルを低くしたわけだ。
調べてみたら帝国憲法も改正は3分の2になっていた。
「憲法」は時代が変っても変えられぬ「大典」ではないのか。