日曜日 雨
殆ど終日 雨模様で鬱陶しい日曜日でした。
朝 2時間ほど「芦田均日記」を開く。敗戦の年末に
公職追放の噂が流れ、愕然として、しばらく何も手に
つかぬ有様を素直に記述しているところが面白い。
当事者の記録だから臨場感がある。「公職追放」など
今の若い人には、歴史上の用語なのだろうが、われわれ
世代には「歴史」ではなくて「体験」に近い世界だ。
高校の教頭が教育委員に栄転した直後、追放になり
悄然としていたのを思い出した。
新聞に小さな広告あり。曰く。「サヴァリッシュ氏来日
不可能につき、指揮者を代えます。」
ついにきたか、と云う感じで気にかかることである。